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マンガ図書館Zリリース~膨大な遺産と新作の活用方法~

internet.watch.impress.co.jp

絶版になったマンガ等を無料で閲覧できるアプリです。4月26日にAndroid/iOS専用で無料アプリとしてリリースされました。

 

play.google.com

 

目次

日本におけるマンガという膨大な資産

日本はマンガというジャンルだけで縛ると、とてつもない数が過去に発売されそして絶版されていったことは間違いない。絶版されたとはいえ作家さんに著作権はあるはず、しかし電子化・自炊などで海賊版として著作物が放流されているのも事実。これが新刊にも及ぶわけですから、作家サイドからすればたまったものではない。

作家側主導での海賊対策

作家:赤松健氏が数年前から取り組んでこられたビジネスモデルが今回のアプリ。まあ詳細は以下を確認すれば、ご本人が説明されていますのでご覧ください。

d.hatena.ne.jp

トカゲのしっぽ切りで対策するのではなく、ビジネスとして成立する仕組みを作家主導で行うというわけですね。しかも大掛かりなことを作者側に負担させず、創作活動そのものに従事できるよう非常に簡易なシステムを作られた。

51か国自動翻訳機能が可能性を広げる

日本という国でどうあっても世界と戦う上でハンデとなるのは日本語、これを自動翻訳するという機能は非常に武器になりますね。アプリ版ではまだ未実装なのか翻訳はできませんが、Web版で行われているものが実装できれば大きな武器になりそうです。


51カ国語の自動翻訳デモンストレーション

当然誤訳・変換不可なども出てくるでしょうが、それは日本語を知らない方への日本語への知識欲に繋がるやもしれません。文字が分からなくても、ある程度は絵柄で通じるのがマンガの良いところです。

誰でもマンガ家になれる時代

 売れる売れないは別として、comicoなど無料マンガアプリに代表されるように、昔ほど作家としてのハードルは高くありません。当ブログで度々登場する親友A氏も、マンガを描いてそれを生計としています。彼はそれで飯を食えると豪語しています、まあ○○でニッチなジャンルで攻めているのでというのもありますが・・・。

iPadProやsurfaceなどの機器側の進歩・進化もこれらを後押しします。絵を描き電子書籍化するという作業を、たった一つの端末で進められるようになってきています。先日ペンタブ大手のワコムがマイクロソフトからのライセンス供与のニュースがありましたが、この辺りも時代を先取りした動きですね。

マンガを使って文化を先手で世界に広げる

宗教的な面や文化・世俗面において、そのまま広げれば軋轢が出るのは間違いないでしょう。事実YouTubeが世界に広がるにつれ、国によっては禁止ワードが設けられている場合が出たなどの事例があります。動画発信という文化がYouTubeにより作られ、既存のメディア、場合によって政治体制を大きく揺るがす時代が作られました。

cosmop.hatenablog.com

良くも悪くも他世界(特に欧米)の文化が直接的に流れてくる時代、まかり間違えば日本の根本的な常識・文化すら否定されかねない時代なのです。発信しなければ周回遅れじゃすまない時代、マンガを使い日本の常識・文化を発信してやればいいのです(まあ良い面も悪い面もですが・・・)。

とはいえ意外と昔の作品が見れてうれしい

単純にそういう所だけでもいいアプリですね、懐かしいという面と読みたかったけど読めなかった~とか。子供のころはマンガを読むのに制限が多くて、マンガ読んだら馬鹿になるとか言われてた時代のおっさんですので(笑)。友人の家に行かなきゃ読めなかったとか、結構そういうのに厳しい家庭でしたので・・・。

こすもっぷ世代(いくつとかは聞くな!)には意外と受けるアプリかな~と思い、記事にさせていただきました(笑)。