人生、楽あれば苦もあるのです。

多種多様な業種を転職経験。ブラック企業ネタ多いです。

「新・映像の世紀」を見て考える~受信料くらい払えよ~

 

NHKスペシャル 新・映像の世紀 ブルーレイBOX [Blu-ray]

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www.nhk.or.jp

受信料分の価値はある番組。「新・映像の世紀」以外でも放送局として、日本においては唯一質の高い映像番組を作り上げることができるのがNHK。

 

 誰でも配信者になれる

これってテレビ放送局としては自己否定につながりかねない言葉。それを「新・映像の世紀」のテーマとして最後に持ってきた。日本のマスメディアは未だ特権意識が根強い中、NHKがこう言い切るのは素晴らしい。

技術の進歩・発展は続いていく。3年後・10年後どんな世界になっているかなんか、正確な予想はできない。けど記録・記憶は増えていき、残すことのできる媒体も増えていくはずでしょう。

 

日本の民放局は

スポンサー企業があって成り立つわけで、スポンサー企業の悪口など言えない。番組内のCM枠時間だって、決められた枠は使い切らなければならない。公正中立であるはずが前提のTV放送局が、スポンサー企業のさじ加減で按排が決まる。

  • 韓流ブームや日本凄いネタも、出所のお金次第。ニュース番組で悪く言ったあと、次のバラエティ番組で持ち上げるなど日常茶飯事。
  • 直近だがキヨハラ保釈に際して、ある生番組のMCが言った言葉。「CM尺使い切ったから、そちらの方にカメラ回しておくね。出てくるまで時間使って待とう」
  • 東芝・シャープ等の企業問題に対し、あまりに突っ込まない体質。安保法案の時は重箱の隅をつつくような報道大勢だったのにね。。。

 

「NHK受信料払いたくないから、NHKが映らないTV作れ」

インターネット界隈でよく言われる意見。受信料と内容の質を顧みない意見が出るほど、低レベルの意見がネットでは簡単に流れる。これだって一つの考え・一つの意見だと言われればその通り。

じゃあ上みたいな民放局しか映らないTVって本当に必要??

まあおそらく受信料払いたくない考えの方は、端からTVを見ないでしょう。TVの情報に対して自分の都合のいい部分しか見えないのでしょう。TV以外の媒体、ネットや本などでも都合の悪い意見は見ないのでしょうね。

 

高市総務省の放送法発言

国論を二分するような政治課題について、放送事業者が一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の政治的見解のみを取り上げて、それを支持する内容を、相当の時間に渡って繰り返し放送した番組の場合のように、番組編成が不偏不党の立場から、明らかに逸脱していると認められた極端な場合

theplatnews.com

極端な課題を極端に片方に迎合する放送局、これは不味いですよねと言ってるに過ぎない。表現の自由がー!という人もいるけれど、公と私の区別はつけるべき。放送局って公的なものに、暴走止めなきゃそっちの方がおっかない。

信義則って言葉

 

cosmop.hatenablog.com

 

こすもっぷがよく使う言葉です。信義と誠実というのが日本らしいと感じるのです。

権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。

ネット界隈や本・新聞などは、時として極端な私の意見に走りやすい媒体。「新・映像の世紀」を見て思ったのは、歴史の現実には信義も誠実さも無い。

それでもTV放送という公の媒体は、同時に多数の人に生の現実を訴えることができる媒体だ。こういった矜持を持ち、我こそは公平中立な番組を作っている。そういう放送局が日本から産まれて欲しいな~と思った次第でした。