ブラック企業の王道Ⅲ～家電量販店、そして伝説へ～
ブラック企業の王道3部作の最終作である。やはり3部作最終作のサブタイトルは、こうでなくてはいけないと思う。ドラクエだってスターウォーズだって、３部で一区切りですから。
目次
前作・前々作はこちらだ
１・２部とブラック度数は中々高かった。じゃあ良いところはないのかこの業界？今回は家電量販の敢えて良いところを探してみよう。
力こそすべて
営業・販売力と言われる、如何にして売上・利益を客から引き出せるか。年齢・学歴・社歴等関係ない、個人の力が全てにおいて勝るのである。商品知識だって必要じゃないかと仰る方いらっしゃるかもしれないが、何はさておき商品を販売さえすれば正義なのである。
学歴が良かろうと販売・営業成績が悪ければ出世できない、逆に言えば学歴・年齢・社歴は関係なく成績を残すものは社内で出世する。年齢が下の上司、上の部下など当たり前だ。定年まで勤め上げる寸前で、入社数年の社員にこき使われるなどごくごく当たり前のことである。
基本的にリストラなどない（してる場合じゃない）
第２部でも述べたが、異常なまでの店舗当たりの平均社員数。例え店舗が閉鎖されても、解雇してる余裕など無い人員数なのだ。慢性的なブラック体質故、どんな無能であっても会社は切り捨てない。
例えどれほどの無能な人間であったとしても、社員側が強く残る意思を見せ続ければ会社は首を切らない。粛々と業務をこなし、日々体さえ丈夫に元気に出勤すれば良いだけだ。
東証一部上場企業というステータス
日本において社会的信用は絶大な東証一部、ヨドバシ以外の大型量販は上場企業だ。
この時にも述べたが、信用の有る無しは個人の能力では量られない。単純に会社の規模などで差が出る。他人より良い車・良い家が欲しいと率直な欲求を求めるなら、量販店は求める人間に社会的信用を必ず与えてくれる。
容姿が良い、それだけでメリット
男性なら女性に受ける面構え、女性なら男性ホイホイな容姿。これだけで他人よりも二割増しで販売実績が上がるのだ。容姿の良し悪しは無意識に客側も選別してしまう。そりゃ誰だって死神みたいな人間より、天使のような人間に接客されたい。
また実力主義ゆえに上司受けもよくなることは間違いない。そりゃ誰だって死神みたいな人間より、天使のような人間を部下にしたい(大事なことだから２回)。これが露骨に行えるのが実力主義社会の家電量販店なのだ。
もう限界です(´;ω;｀)
と、とりあえず就職活動してる方には、ご覧の事を認識していただきたい。もし家電量販店を就職先とするなら、それはそれで自分の人生だ。こすもっぷはもう、とやかく言わん(笑)。
あざとく生きれる・体育会系の精神・夢も希望も持っていない、そんな方にはうってつけの業界です。地頭が良い人は（あまりの周りの人間のLVの低さに）病んじゃう傾向が多いので、避けた方が賢明です。ぜひ他業界を検討してください(笑)。
