ブラックの王道~家電量販店の闇~
家電アドバイザーという資格は皆さんご存知でしょうか??
家電量販店の店員が持ってることが多いのですが、こすもっぷも一時期働いたことがあり資格を取りました。滅茶苦茶簡単、誰でも普通に勉強すれば合格できる資格。
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合格率25%らしいです(笑)。
予算の組み立て方からキチガイ
価格comやAmazonなどのネットが盛んになる前のお話です。今もそうなのでしょうが、ブラック度はかなり劣悪でした。サビ残・休日出勤当たり前、始発に乗って終電で帰るが普通な量販店。
その量販店では、「店の予算を個人に振り分けて進捗を図る」、という理不尽極まりないことをやっていました。量販店というには商品の数・価格は千差万別、しかし予算は均等割りにして達成させよ!です。
電球の担当は冷蔵庫の担当とどうやって同じ予算を達成させるの??(笑)
予算が達成できなければ
当然叱責されますよね。
- それが末端の社員レベルにとどまらず、
- 店が達成できなければ店長が
- エリアが達成できなければエリア長が
以下略。。。これが毎日毎日行われるのです。
下から上へ報告が上がり、上から下へ叱責が帰ってくる、この間末端の人間は待たないといけません。むしろ閉店しても売上上げろと言われかねません(笑)。場合によっては閉店しません、夜20時閉店でも24時まで店舗の電飾はつけて客が来るのを待つわけです。
クレームがあったら
休みでも出勤です、というか他人のクレームは誰も相手にしません。だって自分の売り上げで精一杯ですもの、「菓子折りもって謝罪にいけ」、当然自腹です。トラブって必要な部品が増えた、これも自腹です。
出勤した日がクレームでつぶれても個々の予算は達成させろ、もう無茶苦茶です(笑)。あ、ちなみに振替で休日なんかありえませんから(笑)。
周期で行われるセールスデー
自分の顧客を呼んで、通常の予算+セールスデー特別予算が組上げられる日がありました。それを月1とか2でやるのです、どれだけ客の数が必要なんだと!!!
売上が上がらなければ当然叱責の嵐、人間の尊厳をぶち壊しにかかってくる勢いです。閉店後も叱責、店予算行かなければ連帯責任で叱責、以下エンドレス。。。
だから入れ替わりが激しい
まあすぐ辞めます、けどどんどん補充されるのです。誰でもいいから補充してる。経歴とか問わずだれでもなんでも入れるのです。詐欺して捕まったことのある人間とか、覚せい剤使用者なんてのもいました。とりあえず社会経験がありそうならなんでも入れてたような感じ。
残る人間も残る人間、人の足を引っ張ることは当然ですからね~。上司に気に入られる気に入られないで担当部署変わるなど日常茶飯事。それで個人の成績変わるわけですから、ごますりが酷い酷い・・・。
ゼロ円携帯に騙されるな・家電量販店の巧みな話術に騙されてはいけない
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誰でもできる、だから未来はない
当然優秀な方もいます、だけどそれって100人のうちの1人くらい。そういう人は生き残るでしょう、どんな未来があったとしても。けど残り99人はいずれ駆逐されるし駆逐されかかっているのですから。
先日朝に洗濯機が壊れて、ネット注文したら昼には届きました。いちいち店舗に行かなくても選べちゃうし、それで満足してしまってるんですよね。リアル店舗の店員は本当にそういう現実をわかっているのでしょうか??
人工知能やロボットこの辺りの進化のスピード、人間の想像を遥かに超えるものです。誰でもできるならロボットでいいじゃん、と考えてもおかしくないですよね??