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マイナス金利の効果は表れてきているのか??~5分で読めるマイナス金利~前編

1月下旬の日銀政策決定会合で、日本初となる「マイナス金利」の導入された。早2か月が経過して日銀が一般向けにリリースしたのが以下。

5分で読めるマイナス金利 :日本銀行 Bank of Japan

まあ内容としては基本の基本、特段難しいことが記載されているわけではない。

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一部メディアで騒がれたような、普通預金金利がマイナスみたいなことは起きていないし起きそうもない。

 まずは年明け以降のチャートを確認

まずは日経平均の円建てチャート図

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続いて日経平均のドル建てチャート図

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これを見てわかるのは、この2か月間相変わらずドル建てでは荒い動きをしている。

以前こんな記事を書いた。

cosmop.hatenablog.com

ではこの期間での円ドルはどうだったのか?

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上記の記事でも書いたが、やはり円高傾向で天井が厚い。とはいえ数年前の異常な円高から比べればまだ円安圏内。個人的には1ドル=105円くらいまでは行くと予想しているが、そこまで行くと介入(口先含む)あるでしょう。

不動産にかかわるものは動きだしている

明らかに動きが出ているのは不動産関連。住宅ローン金利の下落は各金融機関、日替わりで発表している状況。既にローンを組んでいる人にも(確定申告での住宅ローン控除もあるが)、メリットがある場合も出ているので検討する人が多い模様。

これはこすもっぷのある種の感ではあるが、マイホーム売却損を使って住み替えの検討をしている人も多いように感じる。節税にもなるので知識のある方なら、大きな節税効果が見込んでの事ではないでしょうか?またマイナス金利を導入が全てというわけではないでしょうが、おおむね不動産価格の上昇が見込める状況になりつつある(地価公示の公表)。

建築・小売は連動して動くが

不動産の売買が活発になることで、リフォームや家財品の買い替え需要も引きおこる。とはいえこの業界で一番の問題となるのが、ブラック企業体質による人材難。散々こすもっぷのブログでもブラック企業ネタは扱ってきたが、これらの業界は本当にひどい(すべてとは言いませんが・・・)。

従業員=奴隷という言葉しか見当たらないほど、ひどい扱いを従業員に強いてきた企業が多い。また生き残った企業というのは、そのような行為をしたからこそ生き残れた。現時点及び今後も人材難に喘ぐのは自業自得である。

悪循環を断ち切ってしまわないと

労使の労働基準法における36協定の悪用・乱用、またそれらに対する無関心。この辺りを改善しないと人は集まらないし、またそこで働く人たちの待遇もよくはならず、結果いい流れが断ち切られてしまう。本当に危機感持たないと10~20年後はとんでもない社会になりかねない。

今ある格差が取り返しのつかないほどの格差に発展する前に、今できることと今後のために最善を尽くすことをしたい。とネットの場末で考えるこすもっぷでした。